ビーズの歴史
こどもの頃から身近に使用していたビーズ。でも、意外とビーズについて詳しく知らないという人が多いのではないでしょうか。日本では昔から、ビーズといえば、シードビーズとされてきましたが、たくさんの種類があることは前ページで紹介したとおりです。
これほど様々な種類があるのも、そもそもはその土地で採れる素材を使用して作られていたからです。木が豊富な地ではウッドビーズ、海が近ければシェルビーズ、狩猟民族はボーンビーズといった感じです。
ビーズが誕生した時期ははっきりしていませんが、今から4万年以上前に初めて作られたと言われています。現在は装飾用としてアクセサリーなどに使用されていますが、当時はお祈りの時に使用する数珠のように、宗教的な意味合いで使われていたそうです。
ビーズという言葉は、アングロサクソン語の“Biddan”=「祈る」、“Bede”=「祈る人」が語源になっているとされていることからも、祈りのために誕生した物だということが想像できますね。
現在も、ヒンズー教、イスラム教など、世界に存在する宗教の半分以上で、祈りのためのビーズが使われています。
地域独自のデザインがどんどん生み出されていき、さまざまな形状、色のビーズが出来ました。それらは、新大陸の発見や、民族移住によって、他の土地に広まっていきます。そして15世紀以降に、ヨーロピアンビーズが貿易を通じて世界中に普及していきました。
